2017-12-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり小反落、方向感欠く 一進一退の展開
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに小反落。前場終値は前日比0.04%安の3295.23ポイントだった。深セン成分指数は0.25%安の11047.75ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2042億1100万元。
上海総合指数は方向感に欠けた。小高く寄り付いた後、おおむね前日終値を挟んだ一進一退の展開。心理的節目の3300ポイントに近づく水準で伸び悩む一方、10日移動平均(前引け時点:3388.64ポイント)付近では買い戻しが入った。前日まで続伸し、節目の手前まで上昇した後とあって、序盤に利益確定売りがやや強まる場面もあった。
セクター別では、鉄鋼、証券が安い。財政部トップが政府系メディア『人民日報』への寄稿で、不動産税立法と実施の推進に前向きな姿勢を示したことを嫌気し、不動産が売られた。半面、航空、酒造が逆行高。保険、石油、インフラ関連も堅調だった。
上海B株指数は0.13%安の337.87ポイント、深センB株指数は0.38%安の1151.88ポイントだった。