20日の香港市場でハンセン指数は米株安の流れを引き継ぎ小安く寄り付くと、前日終値付近でもみ合う展開。19日の米NY市場では主要3指数がそろって3営業日ぶりに反落。テクノロジー株を中心に利益確定売りが強まった。香港市場でも前日に約3週間ぶりの高値を更新しただけに、目先の利益を確定する売りが出やすい状況。指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.01%安の29251.60ポイントで推移している。
個別では、本土不動産大手の碧桂園(
02007)や衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)が安い。ITテクノロジー株のテンセント(
00700)や舜宇光学科技(
02382)、銀行株の中国銀行(
03988)やHSBC(
00005)も軟調に推移している。半面、豚肉生産大手の万洲国際(
00288)や台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)が高い。マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)、鉄道向け電力制御システム大手の株洲中車時代電気(
03898)も買われている。