ゴールドマン・サックスは最新リポートで、ペトロチャイナ系のガス会社、昆侖能源(
00135)の目標株価をこれまでの7.6HKドルから8.0HKドルへ5%引き上げた。2017−19年の予想EPSをそれぞれ1%、5%、8%上方修正したことを反映させた。投資判断は「中立」に据え置いた。『AAストックス』が19日伝えた。
ゴールドマンは昆侖能源が親会社のペトロチャイナ(
00857/
601857)から、液化天然ガス(LNG)受入基地を運営する中石油京唐液化天然気有限公司の出資持ち分51%を買収した件に触れ、会社全体の純資産価値(NAV)の3%上昇につながると評価。一方、中石油京唐液化天然気の16年純利益は1億6600万元で、出資持ち分に基づいて試算すれば、昆侖能源の17年純利益の2%を占めることになるとした。このほか、天然ガス需要拡大の恩恵を受け、大連市と江蘇省のLNG受入基地の平均利用率は18年が75%、19年が90%に達するとの見通しを示した。
昆侖能源の株価は日本時間午後4時44分現在、前日比3.35%高の8.02HKドルで推移している。