マカオのカジノ事業者メルコ・インターナショナル(
00200)は18日大引け後、キプロス共和国でのカジノリゾートの開発・運営事業を巡り、同国の有力コングロマリット、CNSグループと合弁合意を交わしたと発表した。メルコは現金1億6000万ユーロ、CNSは不動産を注入するかたちで、対象事業を保有するICR Holdingsの新株を取得する。これにより、ICRに対する持ち株比率は、メルコがこれまでの70.7%から75%に上昇し、CNSが25%となる。現地で強い影響力を持つCNSの出資を受け入れることは今後の事業展開にプラスに働くとした。
ICRはキプロス当局から、カジノリゾートを開発・運営するライセンスを取得している。キプロスの2番目の大都市、リマソールで総合カジノリゾート1カ所、同国内でカジノ施設4カ所を建設、運営することが認められている。ライセンス期間は30年。メルコは今年9月にICRの権益を取得した。
メルコ・インターナショナルの株価は日本時間午前11時42分現在、前日比2.02%高の22.75HKドルで推移している。