2017-12-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、金融引き締め警戒 鉄鋼・空運株が全面安
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.85%安の3264.36ポイントだった。深セン成分指数は1.09%安の10989.10ポイントと続落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2156億5900万元。
上海総合指数は小安く寄り付き、次第に下げ幅を拡大。前場の安値圏で午前の取引を終えた。年末にかけて資金需給がひっ迫するとの警戒感が強い上、足元で出来高が低調なこともあって投資家が積極的な買いを見送っている。中国人民銀行(中央銀行)が前日にオペ金利の引き上げに踏み切ったことで、金融政策スタンスが引き締めに傾くとの見方が広がった。セクター別では、鉄鋼と空運が全面安。電子部品、非鉄金属、セメントも下げた。半面、小売りや貴金属が上昇。工業情報化部が人工知能(AI)産業振興3年計画を公表したことを受け、関連銘柄が買われている。
上海B株指数は0.23%安の335.98ポイント、深センB株指数は1.61%安の1138.42ポイントとともに続落した。