2017-12-14 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、金融引締め懸念高まる 節目の3300ポイント割り込む
14日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.20%安の3296.31ポイントだった。深セン成分指数は0.24%安の11117.32ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2001億3300万元。
上海総合指数は小安く寄いた後に、一時プラス圏に浮上したが、その後はマイナス圏で推移した。13日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げが決定したことに追随するかたちで、きょう朝方に中国人民銀行(中央銀行)は、中期貸出制度(MLF)と公開市場操作(オペ)の金利を0.05%引き上げたほか、公開市場操作のリバースレポ(売り戻し条件付き債券購入)の償還に伴い1900億元を吸収。金融引締め懸念が再び高まるなか、指数は前日に回復した心理的節目の3300ポイントを割り込んだ。一方、3290ポイント付近では買い戻しの動きがみられている。セクター別では保険が軒並み安。証券、鉄鋼、航空なども売られている。半面、産金、石油などが買われている。
上海B株指数は0.20%安の336.72ポイント、深センB株指数は0.08%安の1156.44ポイントだった。