NY市況(13日):FOMCを受けてダウが4日連続で最高値更新、S&Pは5日ぶりに小幅反落
13日のNY株式相場は高安まちまち。アラバマ州の上院補選で共和党候補が敗れた影響が懸念されたが、主要3指数は上昇してスタート。税制改革案の一本化で共和党上院が下院に歩み寄ったとのニュースも追い風にダウ平均は一時161米ドル高まで上昇した。その後は伸び悩んだが、FOMCで市場予想通り政策金利が0.25%引き上げられたほか、2018年の経済見通しが引き上げられたことやFOMCメンバーの来年以降の利上げ見通しに変化がなかったことなどが好感され再び堅調さを取り戻した。キャタピラーやナイキ、コカ・コーラの上昇に支援されたダウ平均は80.63米ドル高(+0.33%)と5日続伸して終了。4日連続での史上最高値更新となった。ナスダック総合も0.20%高と反発。一方、S&P500は取引時間中の史上最高値を更新したが、引け間際に売りが強まり0.05%安と5日ぶりの小幅反落となった。
取引時間前に発表された11月のコアCPIが前月比+0.1%と、前月と市場予想の+0.2%を下回った。FOMCの結果もハト派的となったことでドルが下落し、米10年債利回りも低下。バンク・オブ・アメリカ(-1.64%)、アメリカン・エキスプレス(-1.60%)、シティグループ(-1.33%)などが下落し、S&P500の金融株指数が1.27%安と下落率トップとなった。半導体株はまちまち。アドバンスト・マイクロ・デバイセズが2.12%高となった一方、エヌビディアが2.44%安と売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は0.01%安とわずかに下落した。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 24525.19 24666.02 24518.30 24585.43 80.63 0.33
S&P500 2667.59 2671.88 2662.85 2662.85 -1.26 -0.05
NASDAQ 6880.41 6897.62 6871.87 6875.80 13.48 0.20
CME225先物 22880.00 22890.00 22645.00 22660.00 -40.00 -0.18
FT100 7500.41 7510.77 7492.58 7496.51 -3.90 -0.05
DAX 13148.52 13188.07 13120.40 13125.64 -57.89 -0.44
為替(ドル/円) 113.55 113.58 112.46 112.56 -0.99 -0.88
WTI先物 57.45 57.83 56.55 56.60 -0.54 -0.95
金(Gold)先物 1246.30 1259.70 1242.30 1248.60 6.90 0.56
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。