2017-12-13 |
香港/業界動向/証券 |
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上海ロンドン・ストックコネクト、来年4−6月期にも開設か
中国で15−16日にかけて開催される「英中経済金融ダイアローグ」で、中国本土とロンドンの両証券取引所が相互に株式売買注文を取り次ぐ「上海・ロンドン−ストックコネクト」と中国の「一帯一路」政策が主要な議題になるとみられている。特に、ストックコネクトをめぐり、ロンドン証券取引所のニヒル・ラシ最高経営責任者(CEO)の発言に注目が集まっている。前任者のザビエル・ロレット氏が最近、ストックコネクトの実施が早ければ来年4−6月期にも可能になるとの見通しを示していた。『一財網』が12日伝えた。
同ダイアローグは英労働党と中国政府によって2008年に設立された。欧州連合(EU)離脱が迫る中、英国にとって中国からの支援確保と提携強化が喫緊の課題。自国の金融サービスを中国で拡大させたいと望んでいる。英国企業を「一帯一路」政策に積極的に参画させ、投資のチャンスを最大限に活用し、英国企業と経済の活性化につなげたい考え。