2017-12-08 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:5日ぶり反発、方向感欠く ハイテク株上昇が相場下支え
8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5日ぶりに反発。前場終値は前日比0.21%高の3278.84ポイントだった。深セン成分指数は0.85%高の10892.72ポイントと反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1876億1500万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の値動きとなり、方向感を欠いた。前日のNY市場やきょうのアジア主要市場でハイテク株が上昇したことから、半導体国産化や拡張現実(AR)、ネットセキュリティー、有機ELなどの関連銘柄に買いが入り、相場を支えた。もっとも、節目の3300ポイントに近づく水準では上値の重さが意識され、一段と買い上がる勢いは乏しい。年末から来年2月の春節にかけての資金需給引き締まりも引き続き警戒された。中国人民銀行(中央銀行)はきょうの公開市場操作を見送り、月初来で差し引き5500億元を銀行間市場から吸収している。セクター別では、ソフトウエア開発や小売り、IT、電子部品が上昇した半面、銀行と空運、貴金属が下げた。
上海B株指数は0.34%高の333.70ポイントと反発。深センB株指数は0.79%高の1130.30ポイントと4日ぶりに反発した。