2017-12-07 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日続落、資金ひっ迫と金融監督強化を嫌気
7日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日続落。前場終値は前日比0.62%安の3273.47ポイントだった。深セン成分指数は0.65%安の10840.11ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1924億2700万元。
上海総合指数は安寄り後、じりじりと下げ幅を広げる展開となった。年末を控えた資金のひっ迫が引き続き地合いを悪化させている。中国人民銀行(中央銀行)がきょう、12月に入ってから初めて公開市場操作(オペ)を実施したものの、リバースレポ(売り戻し条件付き債券購入)の償還分を差し引くと短期資金の出入りはゼロだった。上海銀行間取引金利(SHIBOR)がそろって上昇し、うち1カ月物は7連騰で7月4日以来の水準を付けた。また、金融市場への監督強化も引き続き投資家心理を冷やしている。中国銀行業監督管理委員会が銀行の流動性リスク管理規制案の草案で新指標を3つ追加したほか、保険商品に対する規制強化を受けて1−9月に計50商品が販売停止になったことが伝わった。
セクター別では、銀行、保険が安い。酒造、鉄鋼、石炭、石油も売られた。半面、宇宙・航空関連、造船、貴金属が逆行高を演じた。
上海B株指数は0.65%安の332.82ポイント、深センB株指数は0.53%安の1120.73ポイントだった。