民営自動車メーカー、吉利汽車(
00175)は6日大引け後、2017年11月の新車販売台数が前年同月比38%増の14万1300台だったと発表した。3カ月連続で月間最多記録を更新した。前月比では13%増。輸出は前年同月比31%減の1200台と振るわなかったものの、中国市場の販売台数が39%増の14万100台と好調だった。
1−11月累計の新車販売台数は前年同期比66%増の109万3500台で、通期販売目標(7月に従来の100万台から110万台へ上方修正)の達成率は99%となった。
ブランド別の11月販売台数は、「新帝豪(New Emgrand)」が2万7700台、セダン「遠景(Vision)」が前年同月比47%増の1万6100台だった。2016年に投入した4モデルは引き続き好調で、月間最多記録を更新。うち、スポーツ用多目的車(SUV)の「Geely Boyue(吉利博越)」は前年同月比68%増の3万900台、同社初のクロスオーバーSUV「Emgrand GS(帝豪GS)」は74%増の1万7500台、A+級セダン「Emgrand GL(帝豪GL)」は42%増の1万4200台だった。「Vision SUV(遠景SUV)」は1万3600台を売り上げた。
吉利汽車の6日終値は前日比8.39%安の25.10HKドル。