2017-12-06 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、節目の3300ポイント割り込む 保険が軒並み安
6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.60%安の3283.77ポイントだった。深セン成分指数は0.30%安の10822.07ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1887億4800万元。
上海総合指数は寄り付きで心理的節目の3300ポイントを割り込むと、その後もマイナス圏でもみ合う展開。金融当局が4日連続でオペ(公開市場操作)を見送るなか、年末に向けた資金需要の引き締まり懸念や金融監督強化への警戒感が相場を重くしている。一方、指数は3280ポイント付近では下げ止まりの動きをみせている。
セクター別では、前日に上昇した保険株が軒並み安。銀行や証券も売られ、相場の下げを主導している。米当局がベトナムを経由して輸入される中国製鉄鋼への制裁関税を適用すると仮決定したことが嫌気されて鉄鋼が安い。産金、建材、石油、非鉄金属なども軟調に推移している。半面、IT・ソフトウエア、医療が買われている。
上海B株指数は0.04%安の333.35ポイント、深センB株指数は0.60%安の1125.23ポイントだった。