2017-12-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小反発、方向感欠く展開 金融株買われる
5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反発。前場終値は前日比0.06%高の3311.59ポイントだった。深セン成分指数は0.52%安の10957.50ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2346億3300万元。
上海総合指数は売り優勢で始まると、好悪材料が交錯するなか、前日終値を挟んでもみ合い、方向感を欠く展開となった。年末に向けた資金需給の引き締まり懸念や当局による金融監督の強化への警戒感がくすぶる一方、新エネルギー自動車を対象とする自動車取得税(本体価格の10%)の免除が2018年も継続するとの観測が浮上した。節目の3300ポイントに迫る水準では下げ渋り、前引けにかけてプラスに戻して終えた。セクター別では保険、証券、銀行など金融関連が買われ、上げを主導。造船も高い。一方、非鉄、鉄鋼、IT・通信関連などが総じて売られた。
上海B株指数は0.54%安の339.19ポイント、深センB株指数は0.53%安の1141.70ポイントだった。