2017-12-04 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、引け際にプラス圏に浮上 保険株買われる
週明け4日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前営業日比0.12%高の3321.65ポイントだった。深セン成分指数は0.71%高の11090.84ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2497億6600万元。
上海総合指数は売り優勢で始まると、マイナス圏でもみ合う場面が目立った。当局がネット経由の小額融資業務に対する規制強化を発表したこと受け、金融監督の強化への警戒感が高まった。ただ、3305ポイント付近で下値の堅さが意識されると下げ渋った。後半に下げ幅を縮小すると、結局、引け際にプラス圏に浮上して午前の取引を終えた。セクター別では保険が軒並み高となり相場の上げをけん引。エネルギー資源、鉄鋼も高い。朝方売られていた航空が買い戻された。一方、銀行や証券の一角がさえない。非鉄、製紙・パルプ、インフラ建設なども総じて売られた。
上海B株指数は0.27%安の341.65ポイント、深センB株指数は0.77%高の1148.08ポイントだった。