アジア最大級の化粧品小売チェーン、ササ・インターナショナル(
00178)の郭少明会長はこのほど、香港の小売業が最悪期を脱したとの見方を明らかにした。「人民元が安定化し、(香港のランタオ島と広東省珠海市およびマカオを結ぶ)港珠澳大橋が完成すれば本土からの訪問者数も増加することから、今後数年は成長が見込める」と述べた。『スタンダード』が24日伝えた。
郭会長は「香港の賃貸料も下げ始めており、地下や2階以上にあった店舗を1階に移動するなど、店舗の移転を検討し始めた」と明らかにした。2017年9月中間決算は純利益が前年同期比14.5%増の1億1000万HKドルと好調。主力の香港・マカオ事業の小売売上高は同2.2%増となった。
ササ・インターナショナルの株価は日本時間午前11時57分現在、前日比6.55%高の3.09HKドルで推移している。