2017-11-21 |
香港/企業動向/電子・IT |
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JDドット・コムCEO、「BAT」によるネット業界での寡占状態に苦言
中国ネット通販大手、JDドット・コムの劉強東・最高経営責任者(CEO)がIT企業のアリババ・グループ(BABA)やテンセント(
00700)、百度(BIDU)を念頭に、中国のインターネット業界の寡占状態が深刻だとの考えを明らかにした。『香港経済日報』が20日伝えた。
劉氏はこの2年間でネット業界の二極化がより厳しさを増し、寡占状態が形成されていると指摘。この過程の中で、自らに争う考えがなくても、企業間の争いを避けることができないとの考えを示した。また、劉氏は、10年後、20年後も百度、アリババ、テンセントという「BAT(3社の頭文字をとった名称)」が強い状況ならば、国家として幸せとはいえないとし、中国のネット業界は争いだけでなく、文明的な方向に進まなければならないと強調した。