経営危機に陥っている東芝がパソコン事業の売却を検討しているとの観測が流れる中、パソコンの世界最大手、レノボグループ(
00992)が同事業の買収に興味を示しているとの憶測が浮上している。『経済通』が17日伝えた。
日本メディアなどの報道によると、東芝は赤字が続くパソコン事業を台湾の華碩電脳(ASUS)に売却することで交渉を進めているという。ただ、東芝はウェブサイトに掲載したニュースリリースで「パソコン事業の売却に関する方針を固めた事実はなく、また個別企業と協議入りした事実もない」と報道を否定した。
東芝を巡っては、テレビ製造事業を手掛ける傘下の東芝映像ソリューション(TVS)を129億円で中国の大手テレビメーカー、青島海信電器(
600060)に売却したと14日に発表したばかり。
レノボグループの株価は日本時間午後4時44分現在、前日比変わらずの4.44HKドルで推移している。