2017-11-17 |
香港/企業動向/食品・飲料 |
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中国輝山乳業、ケイマン諸島法の暫定清算申請に向けて準備
取引停止中の中国輝山乳業(
06863)は17日大引け後、事業本体である中国本土子会社の財務状況の悪化を踏まえ、ケイマン諸島の法律に基づいた暫定清算の申請に向けて準備に入ったことを明らかにした。すでに弁護士に書類の準備を指示した。手元の財務資料では、本土子会社が2017年3月末時点で105億元の債務超過に陥った可能性があるという。
暫定清算手続きで同社は資産の保全に全力を尽くすとした。一方、大部分の資産は本土子会社が保有しているため、これらの資産と負債に関係する再編は本土法律に準じることになる。
中国輝山乳業は今年3月24日、株価が急落を受けて取引を停止。取引再開に向けた香港証取の提示条件をクリアするまで取引停止を継続する。