16日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日は続落して7営業日ぶり安値で引けただけに、金融株を中心に買い戻しが先行。前日下げた中国IT大手のテンセント(
00700)が上昇し、相場をけん引している。
指数は日本時間午前10時48分現在、前日比0.15%高の28896.22ポイントで推移している。個別では、前日大引け後に発表した2017年7−9月期決算が市場予想を上回る増益だったテンセントが反発。中国本土金融株の中国工商銀行(
01398)と中国平安保険(
02318)、欧州の銀行最大手HSBC(
00005)も買われている。半面、港湾運営の招商局港口(
00144)、香港コングロマリットのワーフ(
00004)が大幅安。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)は続落している。