2017-11-15 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、米株安や原油安などを嫌気
15日前場の香港株式市場でハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.74%安の28937.44ポイントだった。H株指数は1.48%安の11429.69ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で646億HKドル。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付くと、終始マイナス圏で推移した。前日に中国本土で発表された経済指標が悪化したことや、14日に国際エネルギー機関(IEA)が発表した17年と18年の世界の原油需要見通しが下方修正されたことなどを嫌気する売りが優勢。また、ハンセン指数は前日まで9年11カ月ぶりの高値水準にあったことから利益確定売りが出やすい環境だった。指数は序盤以降、段階的に下げ幅を広げ、前引け直前には10日移動平均(前引け時点で28915.02ポイント)付近まで下げたが、やや戻して前場の取引を終えた。
個別では、石油株のペトロチャイナ(
00857)やCNOOC(
00883)が安い。本土保険大手の中国平安保険(
02318)や新華人寿保険(
01336)、朝方に買われていたアジア生保のAIAグループ(
01299)、本土4大商業銀行の中国工商銀行(
01398)や中国建設銀行(
00939)、自動車メーカーのBYD(
01211)や吉利汽車(
00175)なども売られている。きょう17年7−9月期決算を発表するIT大手のテンセント(
00700)も軟調に推移している。半面、原油安が好感されて中国国際航空(
00753)が逆行高を演じている。香港を代表するコングロマリットの長江和記実業(
00001)、電力大手の華潤電力控股(
00836)も買われている。