2017-11-15 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続落スタート、米株安を受けて売り先行 石油株が安い
15日の香港市場でハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ、続落して始まった。14日のNY株式相場は反落。中国の経済指標悪化や米税制改革の遅れへの懸念が重しとなった。香港市場では、ハンセン指数が足元で9年11カ月ぶりの高値水準を維持しており、利益確定の売りが出やすい環境が続いている。指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.44%安の29023.03ポイントで推移している。
個別では、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)やCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)が安い。14日に国際エネルギー機関(IEA)が発表した17年と18年の世界の原油需要見通しが下方修正され、米原油先物相場が下落したことが嫌気されている。きょう17年7−9月期決算を発表するIT大手のテンセント(
00700)、本土保険大手の中国平安保険(
02318)、本土4大商業銀行の中国建設銀行(
00939)など時価総額が大きい銘柄が下げ、相場の重荷になっている。半面、アジア生保のAIAグループ(
01299)や通信キャリア大手のチャイナ・モバイル(
00941)が買われている。