14日のNY株式相場は反落。税制改革の遅れへの懸念が引き続き重しとなったほか、アジア、欧州株が下落した流れを受けて軟調にスタート。中国の経済指標悪化を受けて商品相場が下落し、資源・エネルギー株が売られたほか、長短金利差縮小が嫌気され金融株も軟調。ダウ平均は朝方に168米ドル安まで下落したが、その後は下落幅を縮小し30.23米ドル安(-0.13%)で終了。決算を好感したホーム・デポが1.64%高となりダウ平均を約19ドル押し上げたが、ゼネラル・エレクトリックが5.89%安と大幅続落したほか、ダウ・デュポン(-2.68%)やアップル(-1.51%)の下落もダウ平均の重しとなった。
第3四半期の利益が市場予想を上回ったアドバンス・オート・パーツが16.33%高と急伸したほか、ホーム・デポも決算が好感され1.64%高となった。同業のハズブロによる買収を好感した玩具のマテルも5.10%高と大幅に続伸した。一方、NY原油が1.87%安と反落したことを受けてニューフィールド・エクスプロレーション(-7.07%)、レンジ・リソーシズ(-6.62%)、EQT(-6.16%)などのエネルギー株が軒並み安。銅相場の下落が嫌気されフリーポート・マクモランも4.37%安と売られ、エネルギー、素材株の8銘柄がS&P500の下落率トップ10を占めた。ダウ平均採用銘柄ではゴールドマン・サックスが1.26%安となり1銘柄で指数を約21米ドル押し下げたほか、1.51%安となったアップルが18米ドル、2.68%安となったダウ・デュポンが13米ドル指数を押し下げた。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 23388.40 23414.08 23271.57 23409.47 -30.23 -0.13
S&P500 2577.75 2579.66 2566.56 2578.87 -5.97 -0.23
NASDAQ 6733.87 6743.63 6709.27 6737.87 -19.72 -0.29
CME225先物 22365.00 22545.00 22260.00 22305.00 -125.00 -0.56
FT100 7415.18 7436.57 7396.92 7414.42 -0.76 -0.01
DAX 13101.09 13139.27 13000.15 13033.48 -40.94 -0.31
為替(ドル/円) 113.62 113.91 113.31 113.46 -0.16 -0.14
WTI先物 56.72 56.77 55.05 55.70 -1.06 -1.87
金(Gold)先物 1278.90 1283.80 1269.70 1282.90 4.00 0.31
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。