2017-11-14 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:7日ぶりに反落、弱い指標受け景気懸念高まる
14日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は7営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.45%安の3432.41ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3465億500万元。
上海総合指数は序盤に小高くなる場面も見られたが、ほどなくマイナス圏に沈むと、下げ幅を拡大した。前日大引け後に発表の金融統計に加え、きょう午前に発表された鉱工業生産や投資など10月の主要経済指標がそろって前月の伸びを下回ったことを受け、中国景気の先行きに対する懸念が高まり、相場の重しになった。ただ、下落率が0.5%を超える3430ポイント付近では下げ渋った。セクター別では前日買われた銀行や、証券、保険など金融関連が総じて売られ、下げを主導。通信や石油もさえない。一方、石炭、鉄鋼、セメントなど素材関連や、航空が買われ、相場を下支えした。
上海B株指数は0.12%安の353.66ポイント、深センB株指数は1.03%高の1230.09ポイントだった。