13日に香港メインボードに上場したゲーム用PC周辺機器のトップブランド、レイザー(
01337)の陳民亮会長は同日行われた上場の記念式典で、小型音響部品メーカー、瑞声科技(
02018)との提携に関する臆測がメディアなどで報じられていることについて、「瑞声科技は独創性のある企業で、提携を望んでいるが、現時点で多くを語ることはできない」と述べ、詳細のコメントを控えた。『香港経済日報』が13日伝えた。
レイザーは今月17日に、同社初のスマートフォンで、モバイルゲームに照準を合わせた「Razer Phone」を北米と欧州で発売する予定。一方、一部の中国メディアは最近、瑞声科技の株価が急上昇していることについて、ハプティクス(触覚技術)が必要な携帯端末への納入の可能性を指摘するなど、レイザーと瑞声科技の協力に関する臆測を伝えていた。また、陳会長は、「Razer Phone」について、米国と欧州で発売を開始した後、香港や中国本土などのアジア市場への進出についても検討したいとの考えを示した。