液晶ディスプレー(LCD)主力の多角経営企業、中航国際控股(
00161)は8日大引け後、プロジェクト投資や資産管理、労務派遣などを手掛ける傘下企業の航発投資管理有限公司について、保有する20%の出資持ち分を6億6400万元で売却することで合意したと発表した。中航国際控股は5億6000万元の売却益を計上する見込み。経営資源を主力事業に集約させる狙いで、売却収入は運転資金に充てる予定。
航発投資は中航国際控股と親会社の中国航空技術深セン有限公司が共同出資企業で、出資比率はそれぞれ20%、80%。今回の譲渡は財産権取引センターでの公開入札を通じて行われ、買い手は深センのホテル運営会社。2016年12月本決算で航発投資は14億6000万元の純利益を計上した。
中航国際控股の株価は日本時間午前11時12分現在、前日比5.54%高の8.76HKドルで推移している。