25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続伸。終値は前日比0.26%高の3396.90ポイントだった。深セン成分指数は0.86%高の11437.21ポイントと4営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3894億4800万元。
上海総合指数は共産党大会が前日に閉幕し、重要政治イベント通過後の一服感から売り優勢で始まった。次第に下げ幅を縮め、前場半ばに切り返すと、その後はおおむねプラス圏でもみ合った。終盤にやや上げ幅を広げると、心理的節目の3400ポイントには届かなったものの、終値は年初来高値を更新し、2015年12月31日以来、1年10カ月ぶりの高値水準となった。政府が10月末から全国の分譲住宅価格調査を実施すると伝わったが影響は限られた。
A株市場では、宝山鋼鉄(
600019)、中国神華能源(
601088)、安徽コンチセメント(
600585)など大型株買われ、相場の上げを主導。家電株も健闘。無錫リトルスワン(
000418)がストップ高を付けたほか、青島海爾(
600690)、美的集団(
000333)などが買いを集めた。不動産大手の保利房地産集団(
600048)や万科企業(
000002)などもしっかり。一方、足元買われていた新華人寿保険(
601336)や中国平安保険(
601318)など保険株の一角が反落。中国工商銀行(
601398)、中国農業銀行(
601288)など4大商業銀行が軒並み下落し、相場の足かせになった。
上海B株指数は0.85%高の354.31ポイントと3日ぶりに反発、深センB株指数は0.80%高の1218.54ポイントと反発した。