2017-10-25 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日ぶり反発、買い戻しが優勢 金融株が堅調
25日前場の香港株式市場でハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.73%高の28360.59ポイントだった。H株指数は1.09%高の11529.84ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で406億9300万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継いで高く寄り付いた後、プラス圏での値動きが続いた。香港市場では前日に急落した反動で買い戻しが優勢。本土市場との相互取引制度を通じた資金流入が続いていることや、安く始まった上海総合指数が切り返して前場の取引を終えるなか、指数は前場中盤以降、上げ幅を拡大した。
個別では、保険大手の中国平安保険(
02318)、4大国有銀行の中国建設銀行(
00939)や中国工商銀行(
01398)など金融株が上昇を主導。前日に下げがきつかった豚肉生産大手の万洲国際(
00288)や台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が大きく反発しているほか、電力株の華潤電力控股(
00836)や華能国際電力(
00902)、本土不動産株の中国海外発展(
00688)や万科企業(
02202)、石油株のCNOOC(
00883)が高い。半面、アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)が逆行安を演じている。新型スマートフォン「iPhone X」の年内出荷量が当初計画の約半分にとどまる見通しと伝わったことが嫌気されているもよう。衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)、香港地場系銘柄のワーフ(
00004)や恒隆地産(
00101)、長江インフラ(
01038)などもさえない。