24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前日比0.22%高の3388.25ポイントだった。深セン成分指数は0.29%高の11339.13ポイントと3営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4071億5300万元。
上海総合指数は反落して始まったもののほどなくプラス圏に切り返した。その後は特段の買い材料に乏しい中、上値の重さが目立ち、10日移動平行線(大引け時点で3381.50ポイント)付近の小高い水準での小動きに終始。終盤にやや上げ幅を広げると、結局、指数は10月11日以来、ほぼ2週間ぶりの高値を付けて終えた。
A株市場では、新華人寿保険(
601336)など保険株や招商証券(
600999)など証券株が軒並み買われ、相場の上昇を主導。4大商業銀行の中国工商銀行(
601398)、中国農業銀行(
601288)も総じて上昇し指数を押し上げた。このほか宝山鋼鉄(
600019)、安徽コンチセメント(
600585)、シノペック(
600028)など素材・エネルギー資源関連株も高い。一方、スマホ用タッチスクリーンメーカー最大手、深セン欧菲光科技(
002456)がさえない。同社はきょう2017年12月本決算が大幅増益になる見通しを発表したが材料視されなかった。政府による新エネルギー車の生産能力過剰問題の調査が開始されたとの観測を受けて前日に売られたBYD(
002594)は続落。
上海B株指数は0.20%安の351.32ポイントと続落、深センB株指数は0.12%安の1208.81ポイントと3営業日ぶりに反落した。