24日前場の香港株式市場でハンセン指数は小反発。前場終値は前日比0.03%高の28315.43ポイントだった。H株指数は0.09%高の11501.54ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で465億4400万HKドル。
ハンセン指数は総じて小動き。前日の米株安の流れを引き継ぎ続落でスタートしたが、本土市場で安く始まった上海総合指数が序盤に切り返したことを好感し、ほどなくしてプラス圏に浮上した。ただ、28350ポイント付近では伸び悩み、その後は小高い水準でもみ合った。中国共産党大会がきょう閉幕し、重要イベント通過後の軟調相場が警戒される中で買いの勢いは弱かった。企業の7−9月決算発表が今週後半から月末にかけて集中していることもあり、様子見ムードが漂った。
個別では、華潤置地(
01109)、中国海外発展(
00688)など本土不動産株が高い。前日に下げた中国工商銀行(
01398)など本土系銀行株に買いが入り、相場を支えた。電力株の華潤電力控股(
00836)や香港証券取引所(
00388)も堅調。半面、アジア基盤の保険会社AIAグループ(
01299)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)が続落。港湾運営の招商局港口(
00144)が反落したほか、アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)もさえない。