24日の香港市場でハンセン指数は続落してスタート。前日の米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付いた後、マイナス圏でもみ合う展開。中国共産党大会がきょう閉幕し、大会後の軟調相場が警戒されている。企業の7−9月決算発表が今週後半から月末にかけて集中していることもあり、様子見ムードが漂う。指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.24%安の28238.66ポイントで推移している。
個別では、アジア基盤の保険会社AIAグループ(
01299)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が続落。HIBOR(香港銀行間貸出金利)の上昇を受けて長江実業集団(
01113)、信和置業(
00083)など香港不動産株がさえない。半面、前日に下げた中国工商銀行(
01398)など本土系銀行株が反発し、相場を支えた。通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)が堅調。