18日の香港市場でハンセン指数は反落スタート。安く寄り付いた後、やや下げ幅を縮めながらもみ合いを続けている。指数が2007年12月以来の高値圏にあるだけに、利益確定売りが出やすい状況。中国本土では、日本時間午前10時に中国共産党大会が開幕。習近平総書記の演説が続いており、市場では様子見ムードが漂う。指数は日本時間午前10時46分現在、前日比0.11%安の28666.19ポイントで推移している。
個別では、時価総額上位でIT大手のテンセント(
00700)、アジア生保のAIAグループ(
01299)、欧州金融大手のHSBC(
00005)などが軟調に推移し、相場の重しとなっている。アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)や中国石油メジャーのCNOOC(
00883)が反落。前日下げたマカオカジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)が続落している。半面、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)が逆行高を演じている。大手通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)やチャイナ・テレコム(
00728)、セメント大手の安徽コンチセメント(
00914)も買われている。