広東省の不動産デベロッパー、粤海置地(
00124)は17日大引け後、2017年1−9月期決算が最大500万HKドルの赤字となったようだと発表した。前年同期は1200万HKドルの黒字だった。決算は26日に発表する。
赤字転落の主因は広州市「如英居プロジェクト」の住宅販売収入の減少。同プロジェクトでは2016年末までに住宅延べ床面積の90.6%を売りきっていた。住宅販売価格に対する現地政府の指導や、値下げを避ける同社の方針もあって、残りの住宅を販売する期間が当初予定より延びる見込み。また、人民元の対香港ドル相場の下落に伴う1−9月期の為替差損が2300万HKドルに上ったことも痛手となった。
粤海置地の17日終値は前日比2.37%安の1.65HKドル。