野村インターナショナルは最新リポートで、中国最大の半導体ファウンドリー、SMIC(
00981)の投資判断を「ウエート下げ」、目標株価を7.0HKドルに維持した。共同最高経営責任者(CEO)に任命された梁孟松氏に研究開発部門の統括を任せたことは、台湾積体電路製造(TSMC)やサムスンの開発部門に携わってきたこれまでの経歴を考えれば、妥当な戦略だったと評価。ただ、結果が出るまでには最低2年はかかると指摘した。『経済通』が17日伝えた。
野村は、今回のニュースがTSMC よりも聯華電子(UMC)に影響が及ぶと指摘。回路線幅14ナノメートル製品の開発を断念したとしても、長期的にはSMIC がUMCの28ナノメートルの脅威になるとみている。
SMICの株価は日本時間午後3時59分現在、前日比0.90%高の10.08HKドルで推移している。