大手乗用車メーカーの北京汽車(
01958)は16日大引け後、北京百度網訊科技有限公司(百度)と戦略提携を同日に結び直したと発表した。今年1月に結んだ提携の内容と実施過程を明確にした。自動運転技術の「レベル3」と「レベル4」に対応する量産車を2021年までに段階的に開発することを目指す。ほかに、IT製品、クラウドサービス、安全技術ソリューションの分野で協力する。北京汽車は、百度との提携が実質推進段階に入ったとした。
「レベル3」では一定条件下でシステムが自動車を操作し、ドライバーは緊急時に対応する。「レベル4」は完全自動運転(レベル5)の一歩手前の段階で、高速道路など特定の場所でドライバーが操作に関与しない。両社は百度の自動運転開発プロジェクト「アポロ計画」と北京汽車の車台を基盤に、人工知能(AI)を中核技術として開発を進める。
北京汽車の16日終値は前営業日比0.36%安の8.27HKドル。