2017-10-13 |
香港/投資判断/食品・飲料 |
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康師傅控股と統一企業中国に強気判断、即席めん市場の回復を見込む=クレディ・スイス
クレディ・スイスは最新リポートで、即席めん大手の康師傅控股(
00322)と統一企業中国(
00220)の投資判断を「買い」、目標株価をそれぞれ13.88HKドル、8.27HKドルに設定した。市場調査の結果を踏まえ、中国の即席めん市場の回復を予想した。『AAストックス』が13日伝えた。
クレディ・スイスは、1000人以上の消費者を対象に、即席めんに対するイメージや、購買行動、ブランドの嗜好についての調査を行った。これまでは即席めん消費の縮小傾向が続いたが、今年は小都市を中心に、日常的に即席めんの購入が増え、1パッケージ当たりの単価も上昇がみられたという。これを踏まえ、クレディ・スイスは今年がターニングポイントになり、即席めんの販売量は2013年以来の増加になるとした。
高級即席めん市場で主導的な地位にある康師傅控股と統一企業について、向こう2年の利益成長が市場で過小評価されているとの見方を示した。消費者はヘルシーで栄養のある即席めんを好み、上半期の高級即席めん販売量は50%増加した。これを背景に康師傅控股と統一企業の関連売り上げは90%伸び、今後も販売拡大が見込めるとした。