2017-10-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日ぶり反落、おおむねマイナス圏で推移 石炭・非鉄金属が安い
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.17%安の3382.66ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2588億7400万元。
上海総合指数は安く寄り付いた後、おおむねマイナス圏で推移した。前日に2015年12月以来の高値を更新し、目先の利益を確定する売りが出やすい環境。また、上海市場では香港市場との相互取引制度を通じた売買が売り越しに転じていることも投資家心理を悪化させている。ただ、18日の中国共産党大会に向けて証券当局が市場の安定確保の姿勢を維持するなか下値は堅く、指数は狭いレンジでのもみ合いを続けた。
セクター別では、石炭や非鉄金属などの資源関連が安い。前日に買われていた医療や酒造も売られている。電力、不動産もさえない。半面、航空、造船が高い。「5G」関連の通信や保険も堅調に推移している。
上海B株指数は0.90%安の359.63ポイント、深センB株指数は00.01ポイント高の1212.15ポイントだった。