2017-10-11 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:ほぼ横ばい、香港行政長官の施政方針演説後に上げ幅縮小
11日前場の香港株式市場でハンセン指数はほぼ横ばい。前場終値は前日比0.41ポイント高の28491.24ポイントだった。H株指数は0.45%高の11470.27ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で600億5000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、高く寄り付いて始まった。前日に朝鮮労働党創建記念日を迎えた北朝鮮で特段の動きがなく、警戒感が後退したことに加え、相互取引を通じた本土から香港市場への資金流入が続くなか、序盤はプラス圏で推移した。ただ、香港で林鄭月娥(キャリー・ラム)特別行政区長官が就任後初めての施政方針演説を開始した頃から急速に上げ幅を縮め一時はマイナス圏に転落。結局、前日終値をわずかに上回る水準で前場を終えた。
個別では、9月の新車販売台数を発表した長城汽車(
02333)が高い。同じく自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)やペトロチャイナ(
00857)も買われている。本土銀行株の中国建設銀行(
00939)や中国銀行(
03988)などもしっかり。半面、朝方上昇していた恒基兆業地産(
00012)や新世界発展(
00017)、新鴻基地産(
00016)、長江実業集団(
01113)といった香港不動産株が反落。豚肉生産大手の万洲国際(
00288)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)もさえない。