2017-10-04 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日続伸、米株高や人民銀の金融政策を好感
4日前場の香港株式市場でハンセン指数は3営業日続伸。前場終値は前日比0.76%高の28386.32ポイントだった。H株指数は0.97%高の11414.92イント。半日のメインボードの売買代金は概算で492億7200万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付くと、序盤は一時28500ポイントを超えて、取引時間中としては2015年5月26以来、約2年4カ月ぶりの高値に迫る勢いをみせた。前日の米株高に加え、9月末に中国人民銀行(人民銀)が2018年からの実質的な金融緩和を発表したことが引き続き好感されて相場を支えた。ただ、指数は高値圏での利益確定売りが出やすい状況で、前場中盤以降は上げ幅をやや縮めて28400ポイント付近でのもみ合いを続けた。
個別では、前日に12%を超える上昇をみせた自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が高い。新エネルギー車関連のBYD(
01211)、石炭大手の中国神華能源(
01088)、香港航空大手のキャセイ・パシフィック(
00293)も大きく買われている。AIAグループ(
01299)や中国平安保険(
02318)、中国建設銀行(
00939)などの金融株やIT大手のテンセント(
00700)は前日に続いて買われて相場を押し上げている。半面、ガス関連の昆侖能源(
00135)や中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、豚肉生産大手の万洲国際(
00288)がさえない。