26日の香港市場でハンセン指数は安く寄り付いた後、下げ幅を縮めてもみ合う展開。指ハンセン指数は午前10時48分現在、前日比0.29%安の27420.79ポイントで推移している。北朝鮮外相が「米宣戦布告と見なし、領空外での米機も攻撃対象」と発言したことを受け、地政学リスクの高まりを嫌気する売りが出た一方で、前日まで3営業日続落しただけに下値拾いの買いが入っているもよう。
個別では、NY市場でハイテク株が売られた流れを引き継ぎ、IT大手のテンセント(
00700)、アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)が安い。アジア生保のAIAグループ(
01299)も売られている。半面、原油高を好感して石油メジャーのCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)がそろって高い。前日に大幅安の華潤置地(
01109)は安寄り後に小幅高に転じている。