2017-09-22 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続落スタート、資金流出懸念やS&Pの中国格下げを嫌気
22日の香港株式市場でハンセン指数は続落でスタート。心理的節目の28000ポイントを割り込んで寄り付いた。指数は午前10時44分現在、前日比0.73%安の27906.44ポイントで推移している。年内の利上げ観測が強まる中、米ドル高や米長期金利の先高観を受けた新興国市場からの資金流出懸念に加え、米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による中国の長期国債格付けの引き下げが投資家心理を悪化させている。
個別では、幅広い銘柄に売りが入っている。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、本土不動産株の華潤置地(
01109)、アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)の下げが目立つ。時価総額上位のテンセント(
00700)、欧州金融のHSBC(
00005)、本土銀行大手の中国建設銀行(
00939)、アジア生保のAIAグループ(
01299)がそろって軟調。半面、前日に下げた香港デベロッパーの新世界発展(
00017)が反発している。