2017-09-20 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、買い戻し優勢 自動車株が高い
20日前場の香港株式市場でハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.22%高の28114.46ポイントだった。H株指数は0.32%高の11160.92ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で526億800万HKドル。
ハンセン指数は高寄り後に一時マイナス圏まで下げたが、ほどなく切り返すと上げ幅を広げた。19日の米株式市場はダウ平均が8日続伸するなど主要3指数がともに史上最高値を更新。香港市場では中国本土市場との相互取引制度を通じた資金流入の増加が相場を支え、買い戻しが優勢となっている。ただ、米長期金利が約1カ月ぶりの水準まで上昇し、資金流出への警戒感が高まっていることに加え、20日のFOMCの結果発表とイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を前にした様子見ムードが広がるなか、指数は28140ポイント付近では伸び悩んだ。
個別では、自動車メーカーのBYD(
01211)が大幅高。吉利汽車(
00175)や東風汽車集団(
00489)、長城汽車(
02333)も大きく買われている。通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(
00762)や石炭大手の中国神華能源(
01088)は反発。IT大手のテンセント(
00700)や欧州金融大手のHSBC(
00005)も堅調に推移している。半面、新鴻基地産(
00016)や新世界発展(
00017)、万科企業(
02202)などの不動産株が安い。原油先物相場の下落が嫌気され、石油メジャーのシノペック(
00386)やCNOOC(
00883)も売られている。豚肉生産大手の万洲国際(
00288)、ガス関連の昆侖能源(
00135)もさえない。