吉利汽車(
00175)の桂生悦・最高経営責任者(CEO)は18日、中国本土の自動車市場で従来型の化石燃料車が廃止の方向に向かう中、2020年に同社の新エネルギー車の販売比率を9割に引き上げるとの考えを明らかにした。『信報』が同日伝えた。
桂CEOは新エネ車の生産に向けた技術的な準備はすでにできていると言及。生産ラインで従来車と新エネ車を同時に生産することができると自信をみせた。報道によると、吉利汽車の親会社、浙江吉利控股集団(吉利控股)の子会社であるボルボ・カーは今年7月、2019年以降に販売するすべての車種を電気自動車(EV)やハイブリッド車などの新エネ車に切り替えると発表している。
一方、桂CEOはインドの新エネ車メーカーと吉利控股がEV生産で協力するとの臆測について、現時点で具体的な計画はないとしながらも、協力の可能性はあるとの考えを示した。
吉利汽車の株価は日本時間午前11時57分現在、前日比3.58%高の23.15HKドルで推移している。