2017-09-18 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況:3指数の最高値更新続く、半導体株が大幅高 S&P500は初の2500ポイント乗せ
15日のNY株式相場は続伸。北朝鮮のミサイル発射を受けて軟調にスタートしたが、次第に買いが優勢となった。エヌビディアなどの半導体株が大幅に上昇したほか、足元で軟調に推移したAT&Tなどの通信株も買戻しが優勢となった。ダウ平均は6日続伸し、4日連続で史上最高値を更新した。S&P500も反発し初の2500ポイント乗せを達成。ナスダック総合は取引時間中の最高値を更新した。週間ではダウ平均が2.16%高、S&P500が1.58%高、ナスダック総合が1.39%高と3指数がそろって反発した。
発表された経済指標は総じて軟調だった。米8月小売売上高はプラス予想に反して前月比−0.2%と、6カ月ぶりの大幅減。米8月鉱工業生産は−0.9%と市場予想の+0.1%を下回り、米9月ミシガン大消費者信頼感は95.3と市場予想をわずかに上回るも、前月から低下した。ただ、前日に予想比上振れた消費者物価指数を受けて米10年債利回りは引き続き上昇。アメリカン・エキスプレス、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカなどが上昇し、S&P500の金融株指数は0.48%高と通信の+1.78%に次ぐ上昇率2位となった。エヌビディア(+6.32%)、インターデジタル(+6.26%)などの半導体株が大幅に上昇。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は+1.71%高となり3カ月ぶりの水準を回復した。