2017-09-15 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日ぶりに反発、朝安も前引け前に切り返す
15日前場の香港株式市場でハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.30%高の27861.42ポイントだった。H株指数は0.19%安の11079.78ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で566億1500万HKドル。
ハンセン指数は安寄り後に下値を切り下げる展開だったが、売りが一巡すると前引けにかけて下げ幅を縮小。8月の米消費者物価指数(CPI)を受けた年内の米利上げ観測の強まりや、北朝鮮のミサイル発射で地政学的リスクが再び高まることへの警戒感から売りが先行し、一時は下げ幅を0.9%超に拡大したが、値ごろ感から買い戻しが入った。朝方に割り込んだ20日移動平均(15日大引け時点で27692.33ポイント)を回復すると指数は一気に上げ足を速め、結局プラス圏に戻して前場の取引を終えた。
個別では、時価総額上位でIT大手のテンセント(
00700)や通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)、本土大手金融株の中国建設銀行(
00939)が上げに転じ、相場を押し上げた。香港で農地の住宅地への転用が加速するとの見方が広がる中、農地保有規模の大きい恒基兆業地産(
00012)が買われた。本土不動産の万科企業(
02202)、中国海外発展(
00688)や石油メジャーのCNOOC(
00883)、乳製品大手の中国蒙牛乳業(
02319)も高い。半面、石炭大手の中国神華能源(
01088)、世界パソコン大手のレノボグループ(
00992)が売られた。