2017-09-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、景気減速を懸念 市況産業セクターに売り
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.32%安の3360.63ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3328億7700万元。
上海総合指数はマイナス圏でもみ合い。前日発表の8月の主要経済指標が総じて市場予想を下回り、10−12月期の景気減速を懸念する売りが市況産業セクターを中心に優勢となった。北朝鮮のミサイル発射を受け、アジアから投資資金が流出するとの観測も浮上した。もっとも下値を売り込む動きは限定的だった。きょう発表された人民元相場の中間レートが4日ぶりに前日比で元高・米ドル安水準に設定されたほか、中国人民銀行(中央銀行)の公開市場操作が4週ぶりに供給超過に転じ、投資家心理を支えたもよう。セクター別では、鉄鋼が全面安となったほか、石炭や非鉄金属、セメントが下げた。半面、不動産や証券、軍需関連が上昇した。
上海B株指数は0.65%安の355.73ポイント、深センB株指数は0.01ポイント安の1176.01ポイントとともに続落した。