2017-09-11 |
香港/企業動向/建材 |
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中国建材と中国中材が合併へ、11日に取引再開
中国でセメント生産首位の中国建材(
03323)は8日大引け後、4位の中国中材(
01893)を吸収合併すると発表した。中国中材株1株に対して中国建材の0.85株を割り当て交付する。吸収合併を受け中国中材は上場廃止となる。中国建材と中国中材はそれぞれ臨時株主総会を開き、親会社以外の株主の承認を求める。両社それぞれの筆頭株主である国有企業2社は今年3月、中国政府が推進する供給側構造改革の下で経営を統合。中国中材を傘下に抱える中国中材集団有限公司は、中国建材を傘下に抱える中国建材集団有限公司の完全子会社となっている。
中国建材の6日終値(5.02HKドル)を基準とする吸収合併での中国中材H株の評価額は、同日終値の3.58HKドルに対し19.19%のプレミアム水準。中国建材は新たにH株9億9000万株と非公開株20億4600万株を発行する見通し。吸収合併後、中国建材の発行済み株式は84億3500万に拡大する。内訳はH株が38億6900万株、非公開株が45億6600万株。
中国建材と中国中材はともに7日からH株の取引を停止していたが、11日現地時間午前9時に取引を再開する。