HSBCは最新リポートで、中国の乳製品大手、中国蒙牛乳業(
02319)の投資判断を「買い」に維持した上で、目標株価を19.4HKドルから26.0HKドルに引き上げた。2017年6月中間決算が堅調で、発表後に株価が12%上昇したと指摘。ただ、複合的な改善やスケールメリットによる増益の可能性が十分に株価に反映されていないとみている。同社の決算発表会見に参加し、事業執行能力の高さや利益見通しに自信を深めたとして、2017−19年の予想利益を30−38%引き上げた。『経済通』が5日伝えた。
HSBCは、中国蒙牛乳業のレーティングが引き上げられる可能性について、主力の牛乳・乳製品(売上比率97%)の業績が鍵を握るとし、継続的な利益率の改善や市場シェア拡大がレーティングの見直しにつながるとみている。
中国蒙牛乳業の株価は日本時間午後4時4分現在、前日比0.82%安の19.24HKドルで推移している。