週明け24日前場の香港株式市場でハンセン指数は3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.61%高の27567.73ポイントだった。H株指数は1.16%高の11082.24ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で558億5500万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、上げ幅をやや縮小してもみ合い。中国の年金基金である全国社会保障基金が香港株運用を委託するファンドマネジャーを選定していると中国本土メディアが報じ、投資対象となりそうな大型株が総じて買われた。業績を手掛かりとする売買も引き続き活発。米国のトランプ大統領とティラーソン国務長官が22日、北朝鮮が軍事的挑発を自制していると評価したと伝わり、北朝鮮情勢に対する警戒感は和らいでいる。
個別では、時価総額が大きいAIAグループ(
01299)やテンセント(
00700)、中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)が相場をけん引した。21日発表した中間決算が市場予想を上回る増益だった中国海外発展(
00688)が3営業日続伸。きょう中間決算を発表する中国人寿保険(
02628)と、同業の中国平安保険(
02318)も買われている。半面、中間決算で純利益が市場予想を下回った昆侖能源(
00135)、華潤置地(
01109)の下げがきつい。国有企業の混合所有制改革を材料に上昇していたチャイナ・ユニコム(
00762)は続落。