中国の大手自動車・電池メーカー、BYD(
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報道によると、モノレールの路線はフィリピン中部のイロイロに建設される。路線の距離は20キロメートルで、2019年に開通する予定。今回の案件はBYDのモノレール事業にとって初めての海外案件となる。
BYDは昨年、都市交通における渋滞問題を解決するとしてモノレール事業を開始。中国メディアの報道によると、モノレールは地下鉄に比べて、建設費用を5分の1、建設期間を3分の1に削減できるなどのメリットがある。BYDはすでに同社の本社がある広東省深セン市で試験運行を行っており、江蘇省、山東省、四川省、雲南省などの地方都市でも工場や路線の建設を進めている。
BYDの株価は日本時間午前11時52分現在、前営業日比1.35%安の47.55HKドルで推移している。