休場明け24日の香港市場は買いが先行か。主要銘柄の業績がおおむね市場予想を上回っていることから、地合いは改善している。きょうはハンセン指数構成銘柄の信和置業(
00083)、ペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)、恒安国際集団(
01044)、中国人寿保険(
02628)が決算を発表する。中国本土からの資金流入も続きそうだ。中国メディアによると、公的年金基金である全国社会保障基金が先ごろ香港株投資マネジャーの選定を正式に開始した。マネジャーが確定すれば、全国社会保障基金の香港株での運用が始まることになる。
世界の中央銀行関係者や経済学者らが出席する米ジャクソンホール会合が24−26日に開かれる。市場では、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長やドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が同会合で金融政策変更のシグナルを発する可能性は低く、株式相場への影響は限定的との見方が大勢だ。一方、北朝鮮情勢に対する警戒感は和らいでいる。米国のトランプ大統領とティラーソン国務長官が22日、北朝鮮が軍事的挑発を自制していると評価したと伝わった。